CHATEAU PALMER > 1980

やや困難な年にできた今飲むべきワイン。
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ヴィンテージの特徴

この年は湿気が多く寒い春から始まったので遅く不規則な開花となってしまい、一般に結実不良となり特にメルロ種が影響を受けました。7月は雨が多く、8月と9月は温度が回復したものの、今までの遅れをブドウ畑が取り戻すことはできませんでした。遅く始まった収穫のころには再び湿気と寒さがやって来ました。
このヴィンテージで得られたワインは1960 年のものと同様に酸味が多く少し貧弱です。どちらかというと早目に熟成の絶頂期に達します。ブドウの実の厳密な選別と醸造者の老練によってクリュによっては色合いのいい、香りの高い、柔らかいワインができました。

収穫:[開始日] 1980年10月10日 [終了日] 1980年10月23日

熟成可能年数

2015. 飲み頃を過ぎた.

テイスティング

Enrico Bernardo, 2011年12月01日 :

透明感のあるレンガ色で、オレンジ色のニュアンスも。
香りは、キノコなどのスー・ボワ、ミント、コショウ、醤油、甘草、赤い果実のジャムを思わせる。
バランスの取れたとても心地よいワインで、1981年より複雑性に富む。余韻はフレッシュだが、やや短め。

Georges Lepré, 2009年02月04日 :

煉瓦色がかったガーネット色の鮮やかな色調。

クラシックな香りの変化を告げるやや抑え気味の香り。コンポートのような黒系果実、クルミ、森の下草やコケ、麝香を想わせる香りへと移行してゆく。

非常にしなやかなタンニンの控えめな構成にまとまっており、口内に広がる果実の繊細な酸味が心地よい。フィニッシュは余り長くなく、フルーティーなニュアンスの中にも若干素っ気なさがある。

今日でも、その魅力は尽きないワイン。テロワールの力でも狭量なヴィンテージを救うことはできない。まだ飲んでいなければ、すぐにでも飲みたい。塩コショウしただけの仔牛のエスカロップと共に 試してみたい。

ヴィンテージ

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