Alter Ego

パルメのテロワールが表現するもう一つの形
パルメとアルタ・エゴは、シャトー・パルメのテロワールの持ち味を異なるニュアンスで表現した2つの形であり、収穫年の気候条件によって生じる変化を2通りに解釈したものともいえます。音楽にたとえるなら、交響曲とジャズの編曲、絵画なら、古典絵画とその現代バージョン、文学なら、アレクサンドランと散文詩といったところでしょうか。
アルタ・エゴが誕生したのは、1998年です。アルタ・エゴは、収穫葡萄の選別方法とアッサンブラージュにおける新しいアプローチの姿であり、繊細さとエレガンス、芳香の豊かさ、調和と余韻といった、パルメの名にふさわしい資質をあくまでも大切にしながら、シャトー・パルメのテロワールをもう一つ別の見方で表現したものといえます。

力強い果実味、歯ごたえのあるジューシーな味わいのアルタ・エゴは、率直で天然の風味に満ちたワインです。熟成期間の終わり頃から、しなやかさとまろやかさを見せます。官能をくすぐる芳香と魅力的な舌触りのタンニンが、ボトル詰め後の最初の数年で、すでに楽しむことができます。

夏の終わりに葡萄がゆっくりと成熟してゆく段階で、定期的に味見をしながら収穫葡萄のポテンシャルを見極めてゆきます。その際、葡萄の味覚、果皮の厚み、種の強さなどが吟味の対象となります。この時点で、どのようなワインが出来上がるか、およそ想像がつきます。アルタ・エゴには、新鮮な芳香を放つ味わい深い葡萄を選びます。収穫と醸造について決断を下す際には、シャトー・パルメとアルタ・エゴをどのようなスタイルに整えるかを考えながら判断します。アッサンブラージュの下準備となるテイスティングで、最初の直感が正しかったかどうかが分かります。アッサンブラージュで、アルタ・エゴ向けのロットがブレンドされた後、18ヶ月の樽熟成へと進みます。新樽の使用比率を25~40%に制限することにより、ワインの果実味と力強い芳香が損なわれません。

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